column

究極ってたぶん…
[ REAL東京ドーム3日目 ]

自他共に認める「おかっぱhyde好き」なわけですが。
そんな私も認めざるを得ないhyde至上最高級のhydeが、このREAL東京ドーム3日目だと思うんです。
残念ながらDVDにはなっていませんが「Anemone」PVのanother ver.に少し差し込まれていますね。
正味1分程度でしょうか?
その僅かな映像の、クオリティの高さと言ったら!
PV用にスタジオで撮り下ろしたものかと思っていたので、これがライブ映像だと知ったときは驚きました。

全くブレのない完璧な「美」がここに。

hydeと、彼をとりまく空気との境界線の際だち方が尋常じゃない。
この世の者でないものの表現として、アウトラインをぼんやり映すことは良くありますが、コントラストの強さが逆に浮世離れさせている。
次元の違う生き物みたい。
それも高次の生き物がそこに降り立ったかのようです。
他のもの全てを圧倒する美しさ。

例えが悪いかもしれませんが…「今まさに、落ちそうな果実」なんです。
ひと風吹いただけで落ちてしまうのではないか、というくらい完全に熟し切った果実。
昨日では足りず、明日では遅い。
この完全なる形状が保たれている時間は、あとわずか…そんな気持ちにさえさせる「極まった状態」。

そんなhydeが、この日2時間ずっと歌っていたのか。
はたまたこの日の中でもAnemoneを歌う彼が最も美しかったのか、知る由もありませんが。

hyde至上とか、ミュージックビデオ至上とか…そんな小さな枠を飛び越えて
「美しい映像」ランキングで上位を狙えるのではないかとすら思います。

この日、もし生で彼を見ていたら「可愛いhyde好き」の私はいなかったかもしれない。
とんでもない魔力。
でも安心してください。(誰に言ってるのか)
ひょっとして私、REAL仲間になれるかも…?とREAL4日目のDVDを見るたびに、あまりの恐ろしさにオシッコちびりそうになります。
もう私には到底食べられない。しかし世の中には「もう食べられないんじゃないの?」ってくらい熟し切った柿が好きな人もいるのです。(誰に言っているのか)

映像も写真も、刹那を永遠にする文化の極み。
「REAL東京ドーム3日目 DVD化」を切に願います。

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